【2020年4月】Network Cell Info Lite@近所を散歩②
最終更新日:2021年02月20日
こんにちは。アケです。
コロナの影響で自宅に籠る毎日を過ごしています。
「Network Cell Info Lite」というアプリを スマホにインストールして
近所を散歩して楽しみました。
ダッシュボードに表示されている内容について調べてみました。
ダッシュボードの表示

LTEで利用するBand
LTEの物理層を評価するためのKPI(指標値)
① RSRP
② RSSI※Network Cell Info Liteでは表示なし
③ RSRQ
④ RSSNR
Band
LTEで利用できる周波数帯(電波)のこと。
よく回り込むプラチナバンド(700-900MHz帯)は、Band 8, 18, 19, 26, 28。
次に周波数が高いのは 1.5GHz帯の Band 11, 21。
よく使われるのが 1.7-2.1GHz帯にかけての Band 3と Band 1。
太字がプラチナバンド。
ドコモBand 1 / 3 / 19 / 21 / 28 / 42
今回はBand1とBand3しか確認できませんでした。
① RSRP
Reference Signal Received Power
基本的な電波の強さ/受信電力(信号強度)であり信号品質の情報では無い
・無線区間のトラフィックに関係なく、自分と基地局の位置関係で決まる値。
・基地局の送信電力やアンテナの向きと高さなど、基地局の固定的な設置条件と、
基地局からの距離や障害物などの測定環境によりほぼ決定する値。
・1 dBごと 最大値(良い)-44dBm~ 最小値(悪い)-140dBm
・-98dBm以上であれば良好(緑の範囲)
② RSSI
Received Signal Strength Indicator
総受信電力
・基地局の設置条件や測定環境だけでなく、測定対象基地局や周辺基地局の
トラフィック量によっても変化する。トラフィックの影響を受ける。
・同一チャネル干渉やノイズ情報を決定するのに役立つ。
※Network Cell Info Liteでは表示されない項目だったのですが調べたので。
③ RSRQ
Reference Signal Received Quality
受信品質
・基地局の混雑具合(と、ノイズや干渉具合)の目安。
・受信した基準信号の品質を示す
・RSRPおよびRSSIに基づく。( N=リソースブロックの数 )

・0.5 dBごと 最大値(良い)-3dB ~ 最小値(悪い)-19.5dB
・最大値は、まったく干渉がなく、データ通信も行われていない基地局
・1桁の数字であれば良好
・-10dB以下だとほぼ満員:混雑した基地局
・-13dB以下だとラッシュアワー:更に混雑(トラフィック量が増加)した基地局
④ RSSNR
Reference Signal Signal Noise Ratio
・信号とノイズの比
・S/N比。SNR( signal to Noise ratio)
信号(電力)と雑音(電力)の比
↓
・本当は干渉も入れて
SINR(Signal to Interference plus Noise Retio) というのが正しい。
※受信信号のうち、所望信号の電力と所望信号以外(他セル/他セクタからの
干渉波および熱雑音)の電力の比
・数字は大きいほうが良い。
・10dB以上確保されていれば良いかと。
・S/N比が小さいと、①RSRPが強くても性能は悪化する。
・マイナスの値になったらNG。
まとめ
スマホのアンテナレベル表示だけ見て電波強度を認識してたのですが
さまざまな要素によって電波の強弱が決定することが分かりました。
不要不急の外出を控える必要が無くなった暁には
プラチナバンドが表示されるところに出かけてみたいです。
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